もはや日本人の国民病と言ってもいい腰痛。
しかし、腰痛と一言で言ってもその原因や症状は様々です。
レントゲンやMRIを使っても原因を特定できないものを非特異的腰痛といい腰痛全体の85%を占めています。
ここでは、腰痛についての基礎知識と一般的な原因を見ていきましょう。
腰痛の原因は大きく3つ分けられる
①整形外科的な原因~骨の変形・筋肉疲労・筋力不足~
背骨は30個の「椎骨」で成り立っています。
そのうち腰の部分にあたる「腰椎」周辺の筋肉が、同じ姿勢や同じ動作の繰り返しで筋肉疲労や血行不良を
生じさせたり、運動不足や加齢により背骨を支える筋力の低下や、肥満による体重の負荷で腰椎に負担がかかり腰痛を引き起こします。
代表的なものとしては
●椎間板ヘルニア・・・椎骨と椎骨の間でクッションの役割をしている椎間板の髄核が飛び出して神経を圧迫される
●脊柱すべり症・・・椎骨が正常な並びからずれてしまい神経が圧迫される
●脊柱管狭窄症・・・椎間関節の変形等により腰部の脊柱管が狭くなり、そこを通る神経が圧迫される
など、腰椎周辺の組織の変形や異常により症状が現れます。
② 内臓疾患からくる原因
腰痛の原因は骨や筋肉にあるとは限りません。
体の後側(背中側)の場所にある臓器が異常を起こす背中や腰に
その一部を挙げると
●婦人科系・・・子宮筋腫、子宮内膜症、月経困難症など
●泌尿器科系・・・腎臓・尿路結石、腎盂炎など
●循環器系・・・腹部大動脈瘤、腹部大動脈乖離など
●その他・・・帯状疱疹、インフルエンザ、風邪
姿勢や腰椎の動作に関係なく痛む、安静にしていても痛みが強くなる、発熱があったり気分が悪いなど
通常の腰痛と症状が異なる場合は早めに内科や婦人科を受診しましょう。
「体の後ろ側の『後腹膜(こうふくまく)』という場所の臓器に異常が起こると、背中や腰に痛みなどの症状が出やすい」
③ 精神的な原因
慢性的な腰痛を訴える方で、本人の自覚症状と身体所見が一致しない場合はめずらしくありません。
近年ではこうした原因不明の腰痛に心理的な要因も大きく関わっていることがわかってきており
心因性腰痛と呼ばれています。
過度なストレスによる脳内物質の低下などにより、わずかな痛みでも強く感じたりなど
腰痛に限らず痛みの感じ方には心理的な影響が大きく関係するのです。
腰が痛い・重い・お困りの方は
整骨院 匠では筋肉や関節に関しての整体マッサージをはじめ近年注目されている筋膜リリースの先駆的テクニックである
グラストンテクニックや、自然治癒力の低下を回復させ心身にアプローチするボディートークという治療法でのアプローチも
ございます。
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