痛みの原因とメカニズム

そもそも痛みとはどういったものでしょうか?

痛みというものは大きく分けて3種類あります。詳しく見ていきましょう。

痛みの原因① 炎症

痛みに関係する炎症物質は組織の損傷が起こる事で発症しますが、主に以下の3種類があります。

・ブラジキニン

・プロスタグランジン

・ヒスタミン

特にブラジキニンが激しい痛みに関係します。

痛みの信号を脳に送られた事によって痛みを感じるようになりますが、

これら炎症物質は痛みの信号を送る働きがあります。

この現象が起こるとズキズキとした痛みが出たり少しの刺激でも激痛が走ったりします。

痛みのサインはそこを損傷しないようにする一つの人間の生体反応でもあるのです。

この状態はロキソニンなどの炎症を抑える薬を飲むと多少痛みが改善するケースがあります。

それは痛み止めの薬に含まれる成分が炎症反応を抑えるからです。

薬で痛みが少し良くなるケースは炎症反応が起きている可能性が高いです。

「引用:日本ケミファ株式会社「どうやって痛みが起こるの?‐痛みとブラジキニン」(http://www.nc-medical.com/deteil/pain/pain_02.html)より」

痛みの原因② 自由神経終末

自由神経終末とは軟部組織と呼ばれる組織に多く存在します。

軟部組織とは靭帯、関節包、筋肉、筋膜などの柔らかい組織のことです。

このパターンの場合は痛み止めの薬では原因が一致していない(「炎症を抑える」といった薬の作用と一致していない)ため改善は見込めません。

自由神経終末が痛みとして脳に認識するパターンは主に以下の4パターンがあります。

・筋膜癒着

・筋肉や関節包の損傷

・関節の歪み

・血流障害

特に筋肉癒着が起こると、その部位の神経が脳へ痛みとして伝達され、最終的に自由神経終末の痛みが起きます。

これが自由神経終末が原因の痛みです。

痛みの原因③ ストレス性などの自律神経

通常はこの2つが多いのですが稀に他が原因で起こることがあります。

脳が原因で起こっている痛みの代表格は「側坐核」と呼ばれる神経が原因していることがあります。

※緑ヶ丘カイロプラクティック参照

 

側坐核は痛みを抑制する働きがある神経です。

運動不足やストレス、長期の痛みによって側坐核の酸素濃度が下がり血流が悪くなることで痛みが強く走ったりします。

この部分はドーパミンと呼ばれる幸福感や高揚感に関わるところなのでうつ病などになる恐れがあるところでもあります。

脳の血流障害によって痛みが出ることは科学的に裏付けが取れています。

頸椎が原因で脳脊髄液と呼ばれる自律神経に関わるところが誤作動を起こし過度に痛みが出るケースもあります。

クローズアップ現代でも特集されていましたが、腰痛の痛みがある体操をすることで約4割の人が改善したとの報告もあります。

体操は後ほど記載します。

肩こりの原因

肩こりの原因は姿勢によるものが大きいです。

現代社会はストレス社会。肉体的なストレスや精神的なストレスが体にはかかります。

長時間のデスクワーク、重たい荷物を持ったり無理な姿勢で仕事をしている人が肩こりを起こしやすいです。

同じ姿勢を取ることで肩の周りの筋肉が固まったり背骨が丸くなるなどの弊害があります。

そうしてリンパや血流の流れが悪くなり神経に栄養が行かなくなり脳が「肩こり」と認識するのです。

 

※豆知識

肩こりは夏目漱石が小説で使っていたところから普及していたようです。

有名な一説としては

『指で圧して見ると、頸と肩の継目の少し背中へ寄った局部が、石の様に凝ってゐた。』

といった内容があります。

アメリカなどでは「こる」といった概念はなく肩が痛いといいます。

 

よく骨を矯正すると猫背が治るというフレーズがありますがそもそも矯正することでどれくらいのズレがよくなるでしょうか。

正解は約1mm以下と言われています。

ですので矯正する程度では基本的な猫背の解消には時間がかかることは明確であり、矯正と合わせて筋肉などの骨を引っ張っている構造も解消する必要があります。

なぜ肩を揉まれると楽になるのか

肩を揉まれると気持ちよかったりする人が多いと思います。

それは肩の周りの血液、リンパの流れがよくなり筋肉がほぐされ肩回りが楽になります。

しかし一時的で何日かすると戻ってしまうのも現実です。

それは筋肉などの骨を引っ張ている構造が改善されていないので、根本的に解決されていないからです。

肩こり腰痛などの痛みの根本解決は?

肩こり腰痛などの痛みの根本解決はどのようにしたら良いと思いますか?

飲み薬やシップなどの貼り薬では根本解決にはなりません。

必要な事は「施術」することです。

先ほど紹介した筋膜癒着や骨格の歪みなどを解消するための施術です。

1、筋肉や筋膜を施術することでの解消

肩こりを根本的に解決する方法の一つは筋肉の周りについている癒着を取ることにあります。

癒着のイメージは衣類に接着剤をつけた感じに似ています。

そこが固まり血流やリンパに障害を与えているのです。

肩の筋膜を取る事で可動域やコリが解決していきます。

2、骨格を施術することでの解消

骨格に問題がある場合はそちらも改善する必要があります。

骨格での肩こりは何種類かあります。

一つ目は歪み。

鎖骨、胸骨、背骨、肩甲骨などの可動域制限が原因で痛みやコリが出ることがあります。

多くは背骨と肩甲骨です。

可動域が無くなると骨の周りについている関節包や靭帯組織が硬くなり痛みやコリに繋がります。

そのまま放っておくと硬くなり猫背が固定されてしまうのでメンテナンスすることをお勧めします。

腰痛の原因

腰痛も多くの方が訴える症状です。

原因はどんなものがあるのか見ていきましょう。

① 関節や筋肉などが原因の場合

“腰”とひと事で言っても、広く大きく分けて【椎間板】【筋膜】【関節】と分類されます。

この3つの部位からくる症状は以下のものがあります。

【椎間板】・・・椎間関節症・椎間板症・椎間板ヘルニア

【筋膜】・・・筋膜性疼痛・梨状筋症候群・軟部組織の硬さによる疼痛

【関節】・・・関節機能障害・仙腸関節炎・腰仙関節炎

細かく言うともっと沢山ありますが、これらの部分が単体、もしくは複合して症状を引き起こしています。

② 神経的なものが原因の場合

腰の場合は坐骨神経と呼ばれる人体最大の神経が腰から走っています。

それが原因で痛みやしびれが出ることもあります。

椎間板が原因で痛みやしびれが出る場合治っていくときに腰の中心に集まってくることがあります。

そのことを中心兆候と呼びます。

出すので治療の最中にお尻の痛みが腰の真ん中に痛みが集まってくるようになると良くなっている兆候です。

痺れが痛みに変わるときも良くなっている兆候です。

治っていくうえで勘違いしないようにしないといけないことは治るにつれて痛みが上に上がって強くなることです。

最初は足に痺れが出ていたのにお尻に激痛が・・・

治るうえでそのようなことが起こることがありますが良い兆候なのであらかじめ知っておくことが必要です。

③ 脳が原因

【痛みの原因】の項にも書きましたが、ストレスにより痛みが強くなることがあります。

その場合はあとに書きますセルフケアをするといいと思います。

病院でヘルニアと言われたという方は注意

多いのですが、「病院でヘルニアと言われたのです」という方がいます。

しかし、ヘルニアは様々な病院でも確定診断は困難であり、問診やMRIなどの機器を用いてでないと判断は難しいようです。

そしてこのような実験結果もあります。

痛みのない健康な20代~60代の男女をMRIで検査したところ

何と「4割の人がヘルニアの様な画像所見になった」というものです。

つまり画像所見で椎間板ヘルニアと診断されていても椎間板が原因でないことが多々あること言うことです。

臨床経験では腰痛全体の1%ほどが本当の椎間板ヘルニアの症状を呈すると思っています。

 

ヘルニアになるとうつ伏せに寝るのも辛く、歩くのも腰を抑えて曲げながら来る患者さんは腰痛椎間板ヘルニアの可能性があります。

ですが、スタスタ歩いて「ヘルニアなんだと思うんですよね。」という患者さんはほぼヘルニアではありません。

ヘルニアの手前の椎間板症と呼ばれる少し負担がかかったものが多いと感じます。

ですので画像所見だけで確定するのではなく実際に触診して診てみる必要があるというわけです。

腰痛に効果的なセルフケアとは

腰痛のセルフケアは多くありますが私が一番安全で効果的な体操をご紹介します。

1、肩幅よりすこし広めに立ち膝を伸ばしてリラックスします。

2、両手をお尻に当て指は下向きにそろえます。(腰に手を当てないように)

3、息を吐きながら上体をゆっくり反らします。

4、その状態で3秒キープしてゆっくり戻します。

※腰痛は動かして治しなさい参照

5、これを10回繰り返します。

このエクササイズが有効な理由は2つあります。

1、可動域の拡大

関節の可動域が無くなると関節の周りの関節包や靭帯組織が固まり痛みを起こします。

関節を動かすことによって可動域が高まりストレッチ効果と相まって痛みを減少します。

2、脳の恐怖心の減少

腰の痛い人は痛くならないように動かさない傾向があります。

そこで、この腰を反る体操だけをする実験をしたところ、5割近くの患者がよくなったというデータがあるのです。

“腰痛持ちは痛くなる恐怖のせいで特に反る動作はしなくなる”

そこで敢えて反る動作をすることで「腰を動かしても大丈夫なんだ」という事を脳に記憶させるのです。

慢性の肩こり、腰痛撃退!最新の治療方法とは?

では固まった筋膜をほぐすことが出来ればコリが無くなるというならばどうすればいいのか?

結論から言うと筋膜の癒着を取ることです。

医療用ステンレスを用いて患部の癒着を取るグラストンテクニックというものがあります。

グラストンテクニック

※グラストンテクニックと呼ばれる筋膜リリースの器具

 

筋膜リリースを受けるにはどうしたらいいの?

公式の筋膜リリースはグラストンテクニックという協会が一番有名です。

カッサなど似ているものが何個かありますが似て非なるものです。

医師、柔道整復師、理学療法士などの医療従事者が更に研修を受けることで資格を得ることが出来ます。

日本でのプロバイダーは約400人。

東京に資格を持っている人が多いです。

検索キーワードに「地域名、グラストンテクニック」と入れていただければ出てくると思います。

日本の第一人者は川西洋三先生と呼ばれる先生です。

当院でもグラストンテクニックを使い筋膜リリースをしております。

見てからどのテクニックをするかはこちらが決めますが痛みやコリがある場合は一度ご連絡ください。

 

住所:札幌市白石区東札幌2条1丁目3-23 ヴェルデテニスクラブ内

011-839-4895

公式HP:https://sapporo-takumi.com